ライフスタイルと収納量

住まいを新築する時、思い通りの敷地面積を確保することができれば、収納についても、積極的に面積を割いていくことができます。
しかし、日本の市街地の住宅密集地では、なかなか広さを確保することができません。そのため、収納場所を確保するのにも、収納の出し入れをするのにも、工夫が必要になってきます。

自分の家族には、どのようなモノがあり、どれほどの量があるか、これから将来、その量が増えていくのか、必要と無くなっていくのか、よく考えて、収納を考えていかなくてはいけません。

私の父親の友人が定年退職後に故郷に住まいを新築しました。
最初は、平屋を建てることにしていましたが、交通アクセスを重視したところ、どうしても、希望通りの広さを確保することができませんでした。そこで、二階建てを考えましたが、将来のことを考えて、できるだけ、階段は緩やかにし、折り返し階段にしました。
夫婦2人だけなので、玄関の収納について、一般的な大きさのシューズボックスを作りつけてもらいました。

しかし、よく考えると、玄関には、いろいろなものを置いていることが多いです。ショッピングカート、ゴルフバック、傘、帽子、レインコートなども置いていますので、玄関土間や玄関ホールが狭くなってしまいました。
かといって、玄関付近には、まとまった収納を作るだけの余裕がありませんでしたので、小屋裏収納を作りました。
現実に生活を始めると、ゴルフバックやショッピングカートなどを住まいで一番高い位置にある小屋裏収納に収めたり、そこから出して使ったりするのは大変でした。

階段下を利用して、シューズインクロゼットを作ればよかったと思っています。階段下ならば、新たに、収納スペースを確保する必要はありません。デッドスペースを有効利用することで、必要なところに必要な容量の収納を確保することができます。

散らからないリビング

リビングの床やソファについ物が溢れてしまうという家庭は多いのではないでしょうか。
自分が着ていた上着をソファに置きっぱなしにしていたり、持ち歩くカバンをリビングの床に置いたままにしていたり、家族みんながこのようにすればリビングは物で溢れ散らかってしまい落ち着くことができません。
家族みんなが長時間共に過ごすリビングは散らかっていない居心地のいいリビングにしたいものです。
そのためにはリビングに収納スペースを設けるといいのです。
リビング収納が充実していないことでリビングに物が溢れごちゃごちゃした印象のリビングになってしまうのです。
家族で共有できる収納スペースをリビングに設けるといいのです。

例えばテレビの奥のスペースにこのリビング収納を設けます。
身近に収納スペースがあることで、いつも持ち歩くカバンを収納し、いつも着用する上着を掛けておけるようにするのです。
子ども達は幼稚園カバンやランドセルといった日々使用する物を置いておけばリビングに物が散乱することはなくなるでしょう。

またこのスペースに子ども達が勉強できるスペースを設けるのもいいと思います。
最近の子ども達は自分の部屋ではなく家族のいるリビングやダイニングで勉強や宿題をします。
しかし勉強に集中できる空間をリビングに設けるとなるとテレビの奥の部分に子ども達の勉強できるスペースがあると勉強に集中でき、振り向けば家族がいるので子ども達の安心度も高まります。
リビングの快適性や居心地の良さを追求するにはリビング収納は大切なスペースなのかもしれません。