個人と家の収納の配分

個人の持ち物は、主寝室や各子供部屋などに付いているクローゼットで対応しますが、家の収納をどこにするかが問題です。年に1回または数回しか使わない物もあるので、思い出すのが難しい物もあり、生活の変化や子供の年齢にも大きく左右されます。夫婦二人の時は個人の物の方が多いのですが、家族が増え子供が大きくなるにつれ、家の物が想像以上に増えてきます。新居を建ててほんの2~3年で、納戸や物入れがいっぱいになることもあるので、プランを建てる際は十分に分析しましょう。

子供の成長と共に増えていく物の量は想定しにくいので、部屋を広く取りがちですが、子供の思い出の品やアルバムなどはどんどん増え、季節用品、レジャー用品などは、一度増えるとあまり減ることはありません。

必要な空間の目安は、4人家族で物があまり多くない家庭でも、1階と2階トータルで1坪は必要で、思い出の品や家族の趣味が多い家庭では、2坪以上必要な場合もあります。

しまうところが無かった、邪魔になるなど、忘れがちな物に、シーズンオフの布団や来客用の食器などがあります。シーズンオフの掛け布団は人数分あり、個人のクローゼットに入らない場合は、かなりのスペースが必要になります。空けておいた空間には他の物を入れないようにしましょう。来客用やお祝い事の食器は、キッチン以外の場所にスペースを確保しましょう。

リビングに本が集まって困る事もあります。本をたくさん持っていたら、リビングや階段下、納戸の一角などに最初から置くスペースを作りましょう。

個人の物でも、冬に頻繁に着るコートやジャンパーは、部屋まで取りに行かなくて済むように、玄関付近にスペースを用意すると、便利かもしれません。

平屋住宅

住宅内の動線上に階段を必要としない平屋住宅は、暮らしやすさや住まいの安全性を高められるのです。動線上に階段を必要としないことで部屋から部屋への移動の動線が短く、体に負担をかけません。動線が短く、部屋から部屋への移動がスムーズに行えることで老若男女問わず暮らしやすい住まいになるのです。足腰が弱ってくると階段の上り下りが体に負担をかけてしまいがちですが、階段のない平屋住宅は体に負担をかけることなく安全性の高い住まいとなるのです。

住宅内の事故で多いのが、階段での転倒や落下事故でもあるだけに階段がないことでこれらの危険もなく安全性を確保できるのです。また、階段を設けることで階段下にはデッドスペースが生まれます。しかし、階段を設けない平屋住宅はデッドスペースが生まれることもありませんし、階段がない分間取りをコンパクトにすることもできますし、収納スペースを設けて収納を充実させることもできるのです。

また、ワンフロアなので家で孤立する場所がなく、リビングに家族が集まりやすい住まいとも言えるのです。しかし、希望する間取りを実現するにはある程度土地の広さが求められます。十分な広さの土地を見付けられなかったり、見つけられても予算をオーバーしてしまうこともあるかもしれません。また防犯面においても注意が必要です。夏は寝る時窓を開けっぱなしにすることができません。窓を開けるならば音が鳴る防犯グッツを活用させて対策を取るようにしましょう。天井高を上手に活かして、明るさや風通しの良さを得られる平屋住宅を取り入れてみるのもいいのではないでしょうか。

外構

家造りで一番最後に行うのが外構工事です。一番最後に行われるだけに十分な予算が充てられなかったという家庭が意外と多いのです。どんなに立派な建物が完成しても外構工事がきちんと施されていないと住宅の外観も台無しですし、庭で安心して過ごすこともできませんし、防犯面も心配です。

家造りは外構工事までという考えを持ち、予算配分を行い素敵な外構を完成させたいものです。外構は、多くの人がデザイン性に注目します。建物の外観とのバランスを考えましょう。建物の外装と色調や素材を合わせることで建物とのバランスがとれますし、近隣に建ち並ぶ住宅との調和にも配慮して目立ちすぎることがないようにも気をつけておきましょう。

玄関の門周りは、機能がたくさん詰まった場所です。それだけに使いやすさに配慮しておきたいものです、例えば、門の幅です。荷物が多い場合や自転車と一緒に行き来をする際でもスムーズに通れる幅があると便利です。駐車スペースだけでなく駐輪スペースもしっかりと確保しておく必要がありますし、ポストは、取り出しやすい高さに設置しておくといいでしょう。

また、雨にぬれることなく郵便物が取りに行ける場所に設置しておくといいですし、お化粧をしなくても郵便物が取れれば特に女性は嬉しいものです。インターホンは来客者の顔がカメラにしっかり写る位置に設置しておかなければいけません。暗くなりがちなカーポートや裏の勝手口にはセンサーライトを設けることで防犯対策になります。使いやすさや安全面、防犯面に目を向け外構工事をしっかりと行いたいものです。

ビルトインガレージ

車の安全性を確保するにはビルトインガレージが一番最適だと思います。庭に設けるカーポートだと雨や紫外線などを上から守ることができますが、横や前後部分は外にさらされているので雨や紫外線などの影響を受けてしまします。ビルトインガレージであれば車をスッポリと壁で覆うことができるため、雨や雪、紫外線や砂ぼこりなどから愛車をしっかりと守ることができるのです。

また車が外にさらされていないので、車へのいたずらなどのトラブルからもしっかりと守ることができるのです。車上荒らしなど物騒な事件も後を絶たないので車の安全性の確保も家造りにおいては大事なことなのです。車をしっかりと守ってくれるだけでなく、普段の日常においても魅力を感じられるのです。

ビルトインガレージから居住スペースへ直接出入りできるような造りにしておきます。シューズクロークなどでガレージと室内を繋げば、靴をしっかりと整理することができます。これなら天候に左右されることなく車の乗り降りができますし、買い物からの帰宅時には荷物の搬入がしやすくなるのです。小さい子どもがいる家庭では、悪天候時の外出や買い物からの帰宅時は特に大変です。ガレージと住まいの距離を縮めておくことでスムーズに人と物の移動が行え負担なく過ごすことができるのです。

ガレージの広さに余裕があるのであれば、駐輪スペースや屋外用の物置スペースも確保しておくとより充実します。棚を造り付けてアウトドア用品やスタットレスタイヤ、工具に洗車用品など同じスペースに整理することで利便性も高くなりますし、庭に物置を設置する必要がありません。便利で車の安全が確保できるガレージを目指したいものです。

階段下のデッドスペース

二階建てや三階建て住宅に欠かすことのできない階段ですが、この階段を設けることで階段下にはデッドスペースが生まれてしまいます。家造りにおいてこのデッドスペースをどのように活用させるかでマイホームの満足度も変わってくるだけに、無駄なスペースを生むことなく上手に最適な活用法を取り入れたいものです。

最近では、リビング内に階段を設ける家庭が増え、階段下のデッドスペースの活用法も大きく変わっています。今までは日用品や掃除機などの収納庫として利用されていた階段下ですが、最近では同じ収納スペースを設ける場合でも、オープン棚を設けて見せる収納を取り入れインテリア性を高めた収納が増えています。

他には収納スペースとして利用するのではなく、居住スペースの一部としてオープンに利用させる家庭も多いです。階段下にカウンターを造り付けパソコンスペースとして利用したり、スタディーコーナーとして利用させる家庭も多いです。人が利用するスペースとして利用するだけでなく、テレビ台を設置したり、蓄熱暖房機を設置したり、大きさのある電化製品を設置する場所として利用させたり、ペットスペースとして利用させたりと幅広い活用法が取り入れられているのです。

階段の種類や階段をどこに設けるかでデッドスペースの活用法も変わってきます。それだけにデッドスペースの広さや形状に合わせて最適の活用法を取り入れたいものです。我が家は、廻り階段の下にトイレを設けました。上り初めから途中までの階段下はトイレ収納として利用しており、余すことなく上手に利用できていることでマイホームの満足度も高いのです。

掘り炬燵のある和室

住まいを新築する時、設計段階で、動線を考えて、それぞれの間取りを考えていきます。住まいには、もちろん、基本的な間取りはあります。家族が集まり、くつろぐリビングスペース、家族が食事をするダイニングスペース、食事を作り、後片付けをするキッチンスペース、そして、水回りと家族のプライベートルームです。

しかし、それだけではなく、もっと自由に使うスペースもあります。このスペースを独立した部屋として作る場合もあれば、間仕切り壁を設けず、エリアとして、つくっていく場合もあります。いずれにしても、どのように、活用していくかをよく考えて、電気配線をしていく必要があります。

私の友人が住まいを新築した時、LDKに間仕切り壁を設けず、ワンフロアにした上で、リビングスペースの隣に、和のスペースを作りました。ここは、義母が田舎から出てきたときに、客間として使うようにしています。それだけではなく、ここには、掘り炬燵を設けていますので、冬になると、ここで、鍋料理をします。最初は、客間ということで、通常通りの電気配線をして、コンセントも1つでよいと考えていました。

しかし、以前住んでいたマンションでは、炬燵と卓上型の電磁調理器とテレビの3種類の電気機器を使用すると、どうしても、容量がオーバーして、よくブレーカーが落ちていました。隣の部屋から延長コードを使い、対策していました。かなり不便ですし、つまずいたりすると、危険です。そんな話をしたところ、設計段階で、容量がオーバーして、延長コードを使わなくて済むように、電気配線を考えてくれました。

また、コンセントの位置についても、よく考えてくれました。お蔭で、和室に掘り炬燵で鍋を楽しんでも、問題がなくなり、本当に助かります。どれだけの電気機器を使用するかを考え、電気配線について、相談して、良かったと思いました。

洗濯物干し場

洗濯は毎日行う家事の一つです。それだけに洗濯物干し場の環境はしっかりと整えておきたいものです。私が以前住んでいた住宅は、一階の洗面室で洗濯をして、二階のバルコニーに洗濯物干し場が設けられていました。洗面室から洗濯物干し場への動線は長いですし、間に階段を挟むことで、妊娠時は身体に大きな負担がかかっていました。

子どもが生まれてからも、一階に子どもだけ置きっぱなしにすることができず、洗濯物を干す時は子どもも一緒に二階へ連れて行き、洗濯を干しながら子どもにも目を配らせていました。これは家事への負担も大きいですし、家事と育児の両立もしにくいスタイルです。

そこで新居では、リビングの先にウッドデッキを設け、そこに洗濯物干し場を完備しました。キッチンの裏側に設けられた洗面室からウッドデッキまでの動線は短いですし、もちろん間に階段を挟みません。また、リビングやリビングに繋がった和室で遊ぶ子ども達の様子を確認しながら洗濯物を干せるため家事と育児の両立もしやすいのです。このウッドデッキの上には同サイズの二階のバルコニーが設けられているため、急な雨が降っても洗濯物が濡れることはありません。しっかりと奥行もあるため少々斜め降りの雨でも対応できるのです。

動線という観点だけを見ると、洗面室に勝手口を設け、その先に洗濯物干し場を完備するのが一番動線が短くて済みます。濡れて重さを増した洗濯物をほとんど抱えることなく洗濯物が干せるので高齢になった時でも負担を感じにくいのです。毎日行う家事だからこそ環境を整えておき、不満のないようにしておきたいものです。

1坪洗面室

住宅の中でリビングと同じくらい重要視されているのが洗面室です。今までは洗面室の広さは1坪というのが一般的でした。しかし最近では1坪以上の広さに余裕のある洗面室が設けられるようになっています。我が家も洗面室の重要性が理解できるため1坪以上の広さに余裕のある洗面室をマイホームに設けたいと思っていました。しかしLDKを重視する余り洗面室の広さは1坪しか得られませんでした。

しかし洗面室の広さは1坪でも十分だと今では感じています。限られた広さですが空間を無駄にせず有効的に利用すれば1坪でもいいのです。例えば、洗面室のドアは開き戸ではなく、引き戸にするのです。開き戸タイプだと扉が開く部分はデッドスペースとなってしまいます。引き戸にすることで空間を有効的に利用できるのです。

そして、洗面室の窓は、天井近くに横長の窓を設置しました。天井近く設けることで、窓を塞ぐことなく明るさを確保でき、チェーンで開閉できるので通気もしっかり得られます。壁面を利用し収納スペースを充実できるのです。洗面台と洗濯機を横に配置するとその隙間には20~30㎝ほどの隙間が生まれます。この隙間をそのままにするのではなく、隙間収納を取り入れます。洗剤のストック品やお化粧道具、タオル類などこの隙間収納でも意外とたくさんのものが収納できます。

そして、洗濯機の上部にはオープン棚を設けて家族の下着やパジャマを収納するスペースが得られます。限られた広さでも設置する建具や窓で収納力も変わってきます。空間を上手に使い1坪洗面室を居心地のいい空間にしましょう。

ファミリースペース

二階のホールはどのように活用していますか。階段を上がった先のホールはただの通路でしかないという家庭も多いです。しかし最近では二階のホールを有効活用させる傾向が強まっています。友人宅には、階段を上がった先のホールを利用してピアノスペースを設けていました。以前住んでいた家ではリビングに置いていたピアノを、二階のホールにピアノを置いたことで、リビングがスッキリしましたし、ピアノを思いっきり練習できるようになったのです。

我が家にも階段を上がった先のホールを利用してファミリースペースを設けました。我が家はこのホールを中心に各部屋へ行き来するような間取りになっています。家族がこのファミリースペースを行き来するので、二階でも家族が顔を合わせる機会が増えるのです。一階だけでなく二階にも家族で集えるスペースがあることで、一階とは違った過ごし方ができ、家族の繋がりをより実感できるのです。

我が家のファミリースペースは、一階のリビングの吹き抜けに面して設けられているため、昼間はキッズスペースとして利用しています。まだ4歳と2歳の子ども達だけでもキッズスペースで遊ぶことができているのは、ファミリースペースが吹き抜けに面しているからなのです。子ども達が仲良く遊んでいる様子も、ケンカしている様子も吹き抜けを通して一階に伝わってきます。気になる時は吹き抜けに向かって声を掛ければ、一階と二階で会話もしやすいのです。一階と二階でバラバラに過ごしていても一体感を感じられます。二階ホールを有効的に活用してみて下さい。

キッチンに腰壁

住宅のテイストが多様化する中、キッチンスタイルも多様化しています。一番多く取り入れられているのがI型の対面型フルオープンキッチンではないでしょうか。壁や間仕切りで空間を区切らずLDKの一体感を高めたこのスタイルは、家族のコミュニケーションが取りやすく、キッチンで家事をしている主婦にとっても、家事を楽しみながら行えるのです。

必要性の低い吊り戸棚をないだけでもキッチンの印象は違ってきます。コンロ部分は壁にするのではなく、耐熱用のガラス張りにすればより広さやLDKの一体感を感じられます。しかしこのキッチンスタイルに私が抵抗を感じることが1点ありました。それは、調理中や調理後のキッチンが片付いていない状態もキッチンやダイニングから丸見えになってしまうことです。きれいに片付いている時は魅せるキッチンとして存在するのですが、片付いていない時は、見た目にいいものではありません。急なお客様にも対応しにくいです。

そこで我が家はこの悩みを解決するキッチンスタイルにしました。それはキッチンの前に腰壁を設けて、手元部分をしっかりと隠せるようにしたのです。これでキッチンが片付いていない状態でもリビングやダイニングからの視線が気になりませんし、急なお客様にもスムーズに対応できます。

それだけでなく、この壁厚を利用してニッチを2ヶ所も設けたのです。キッチン側には調味料入れのニッチを設けました。調味料をニッチ内に収めることで作業スペースが広々として料理やしやすくなりました。そしてダイニング側にはマガジンラックのニッチを設けました。新聞や雑誌を片付けるのに便利です。腰壁を設けたことでよりキッチンが充実して満足しています。